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THE HSITORY of JCOM #2
「上越情報教育研究会(森沢会長時代)」

平成2年度(1990.4-1991.3)

※ この年の記録は不明。


平成3年度(1991.4-1992.3)

※ 第4号研究紀要
・発刊によせて(森沢 勉)
・マルチメディアが教育に与えるインパクト(小川 亮)
・講演要旨「今、先生方に期待されるもの」(白浜克男)
・新潟県情報教育長期研修報告(小林 明)
・文部省長期研修に参加して(古沢博之)
・算数の学習で「Lotus123」の利用〜マクロ機能を使って(中静康弘)
・OA機器を活用した中学年学級「漢字の構成」の授業実践(丸山信夫)
・算数科、オープンスクールにおけるコンピュータ活用の試み(堀川洋介)
・評価をレーダーグラフで(磯貝健一)
・ワープロ専用機によるワープロクラブの活動(川住晴彦)
・学校にコンピュータを導入するにあたって(泉 佳夫)
・上越管内のコンピュータ導入状況
・JCOM平成3年度の事業の概略
・JCOM平成3年度の研修の概略
・研究プロジェクトの概略
 1 FCAIによる教材開発(長谷川尚、横山正夫)
 2 LOGOによる教育(伊藤祐己、斉藤孝久)
 3 学校事務フォーム集開発部報告(二見恵美子、佐藤智恵子)
 4 私たちの科学研究検索システム(大山賢一、村山 暁)
 5 リテラシー部門活動報告(藤田賢一郎、大岩 治)
 6 社会科教材データベースの構築(渡辺正親)
 7 パソコン通信プロジェクト(石野正彦、横山正夫)
 8 保健統計資料の活用について(笠原洋子)
・会員名簿
・会員募集案内
・あとがき(渡辺正親)

※ 年寄りの昔話
 研修と8つの研究プロジェクトを中心に活動を行った。第1次のコンピュータ教育のブームでMS−DOSマシンが各校に次々と導入された。FCAIやLOGOやMSDOSのオープン研修会を行った。パソコン通信JKNET加入者も増えた。会員数も研修会ごとに増加し、この年は94名に膨れた。このころの年会費は1500円。研究プロジェクトごとに研究費の補助がなされた。FCAI考案者の堀口秀嗣先生を招いての研修も夏と冬に行った。安塚中で研修を行った後、キューピットバレーでスキー研修も行う。以後、冬期研修+スキーが定例化。


平成4年度(1992.4-1993.3)

※研修会
・ 4/11 パソコン通信(学校教育研究センター)
・ 6/13 MSDOS(学校教育研究センター)
・ 8/ 5 LOTUS(学校教育研究センター)
・ 9/25 FCAI(学校教育研究センター)
・10/17 LOGO(三和中)
・10/31 FCAI(学校教育研究センター)
・12/ 5 FCAI、パソコン通信、マッキントッシュ(学校教育研究センター)
・ 2/ 6 FCAI、スキー研修(とどめき荘)

※ 組織
・会長   森沢 勉
・副会長  南部昌敏、渡辺正親
・事務局長 小川 亮
・幹事長  石野正彦
・研究担当幹事 石野正彦、上野 宏、長谷川尚
・研修担当幹事 横山正夫、小林 明、遠藤樹記
・広報担当幹事 高橋 守、志村正幸
・会計担当幹事 品田やよい、泉 佳夫

※ 第5号紀要
・発刊のご挨拶(森沢 勉)
・ハイパーメディアと情報教育(小川 亮)
・新潟県情報教育長期研修の報告(長谷川尚)
・LOTUS123を使って学校事務処理(二見恵美子)
・FCAI提供ディスクのインストール(川合志郎)
・LOGOを動かす(小林 明)
・パソコン通信かわらVANの紹介(渡辺正親)
・パソコン通信を始めよう(遠藤寿紀)
・保健室の情報化(笠原洋子)
・低学年の算数科におけるFCAI(中嶋里子)
・学校におけるコンピュータ利用に向けての研究(2年次)(竹内紀夫)
・児童生徒の障害に応じた入力装置の工夫(笠原勇一)
・新潟地方気象台高田測候所20年分の気象データベース(細谷 一)
・平成4年度のJCOM事業内容の概略
・平成4年度研究プロジェクトの概略
・リテラシー部門活動報告
・平成4年度研修の概略
・会員名簿
・あとがき(渡辺正親)

※ 年寄りの昔話
 会員数は120名を越えた。研修会を中心に、各研究プロジェクトで研究を行い発表会をもった。研究プロジェクトは前年の8からFCAI、学校事務、科学研究、保健、パソコン通信の5つに絞った。養護教諭、事務職員、特殊教育諸学校、高校の先生が次々に加入し幅も広がった。パソコン通信の会員も300名以上になり、BBSでのやりとりが活発になる。冬期研修会はとどめき荘。


平成5年度(1993.4-1994.3)

※ 組織
・会長   森沢 勉
・副会長  南部昌敏、渡辺正親
・事務局長 小川 亮
・幹事長  小林 明
・研究担当幹事 石野正彦、上野 宏、長谷川尚、福保雄成、泉 佳夫
・研修担当幹事 横山正夫、小林 明、遠藤樹記、戸田正明
・広報担当幹事 高橋 守、志村正幸
・会計担当幹事 山澤禎之

※ 研究紀要第6号
・まえがき(森沢 勉)
・基調論文 マルチメディアと教育(小川 亮)
・算数指導の充実を図るコンピュータ活用の一試み(田中克哉)
・コンピュータを活用した理科指導(金子 均)
・入力装置を工夫したパソコンを使って意欲的に学習に取り組ませる試み(笠原勇一)
・ネットワークの活用法(戸田正明)
・平成5年度JKNETこどもの広場(小林 明)
・表集計ソフトによる教師予測とテスト集計(石野正彦)
・春日新田小学校におけるコンピュータ導入(春日新田小学校情報教育委員会)
・障害児教育とコンピュータ(古川道夫)
・平成5年度JCOM事業内容の概略(小林 明)
・あとがき(渡辺正親)

※ 年寄りの昔話
 この年はマルチメディアがキーワードとなった年である。小川先生の基調論文も「マルチメディアと教育」となっている。マッキントッシュのLCシリーズ(520〜630)やパフォーマが低価格で発売され、会員の間で購入する者が相次いだ。


平成6年度(1994.4−1995.3)

※ 研究紀要第7号
・はじめに(森沢 勉)
・研修会パネルディスカッションの概要(高橋雅彦)
・地域素材のデータベース化と情報活用能力の向上をめざした授業改善(佐藤幸一・木島達平)
・パソコン通信を使った他校との交流実践(小林 明)
・各種体育大会での情報機器の活用について(戸田正明)
・小学校低学年がMACで学習意欲を伸ばした例(小池明美)
・じょうよう(上養)の野鳥(笠原勇一)
・あとがき(渡辺正明)

※ 年寄りの昔話
 富山大学の山西潤一先生が上教大学校教育研究センターの客員研究員となり、来センターにあわせて定例会を開いた。伝達主義から構成主義へというお話が印象に残っている。アメリカでのインターネットの紹介がされ、「ふうん」と聞いていた。長岡技術大の黒田先生がwwwサーバーを作っていると聞いて、これも「ふうん」だった。新潟−長岡−上越を結ぶネットワークが構想されているという話題や中郷小学校が100校プロジェクトに手を挙げた話題がホットだった。コンピュータ利用からネットワーク研究へ転換した年である。


平成7年度(1995.4-1996.3)

※ おもなできごと
・'95 NICE総会 in 長岡 平成8年3月2日(土) 於 けさじろ荘
・インターネットで情報を収集し、まとめにいかした試み
    大潟町立大潟町小学校 4年4組担任 小林 明
・インターネット教育を考える会
  上越情報教育研究会、上越教育大学マルチメディア研究会、新井市コンピュータ活用研究会共催
  平成8年2月9日(金)午後1時30分〜5時00分
  大潟町立大潟町小学校

1.インターネットを活用することで教育現場でどのような成果が期待できるか。
    富山大 山西先生より提言・提案
2.新潟県各地区のインターネット活用状況・紹介(全部で15〜20分くらい)
新潟県全体の動き 技科大 黒田先生を中心に、新潟大 内山先生から
各校の実践の様子 十日町小、白根小、中郷小、春日新田小、豊原小、など
上越地区の現状と課題  小川先生から
3.個々の課題に応じたグループトーク
初心者および管理職向けのセッション
     「学校の情報発信のヒント・可能性」
熟練者および学校での情報教育担当者向けのセッション
     「学校の情報発信、ホームページ作成のつぼ」
  (その後、合宿研修は鵜乃浜温泉、スキーは安塚キューピットバレー)
・新潟県上越地区教育用ソフトウェアライブラリセンター設立 平成8年4月本稼働
・香川県坂出小学校とのテレビ会議
 香川大学教育学部附属坂出小学校の4年生と中郷小学校の4年生(担任中嶋里子教諭)がテレビ電話による 社会科の「雪国のくらしと暖かい地方のくらし」の授業を行う。

※ 年寄りの昔話
 会員が次々とインターネット接続をしていった年。上越市内にもプロバイダーができた。上越市も実験接続で参加者を募っていた。中郷小学校は100校プロジェクトに参加し、授業公開をしたり、見学者がたくさん訪れたり、TV会議による授業も行われたりで話題になる。JCOMと中郷小学校を蒸気機関車のようにぐいぐいとひっぱっりつづけた森沢会長は3月で退職。渡辺副会長にバトン(一升瓶?)が渡される。