日本におけるプログラミング教育、ねらいとねがい

 聖心女子大学 名誉教授 永野和男 様より講演していただきました。

 昔は、職業としてプログラミングがあったが、今の時代では全ての人にプログラミングが必要になった。定型的なほとんどの仕事をロボットを行い、人間の仕事は2極化される。ロボットではできない状況に対応した創造性の高い行動的な仕事か、ロボットがやりのこした細かで賃金の低い仕事である。

 学習内容としては、教科の中に位置付けにくい。しかし、情報活用能力と同じで、教科の中に入れるとやらなければならなくなる。内容より、方法が大事。

 どうすれば思考力が身につくか。何度もやってみる。いいモデルを見せる・まねさせる。明示的な(意識化できる)設計と結果からのフィードバック・修正

 プログラミング経験の効果。メディア・リテラシーでの「30秒のコマーシャル映像の制作・編集を経験させる」ことに似ている。情報が意図的に操作できることを見抜く能力を育成する。

 プログラミングの経験。昆虫採集や遠泳をやらないよりやった方がいい。その中から、新たな人材ができくる可能性あり。しかし、やるなら、子供が面白い(挫折しない)。プログラムしている意味が、見えてくる(課題と連動)。認知的作成環境を保証する。

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