実践発表会<中学年2>

山田武幸(上越市立豊原小学校)

Gproでの活動
・学校と家庭間の提出物の電子化
・ノートを学級全体で共有する。
・AIドリルを導入して、個別の苦手・読み書き・計算を克服できるように最適化を図る。

4年生で使用しているアプリ
・カメラ機能、Classroom、ドキュメント、スライド、MiyagiTouch、九九や漢字、地図アプリ、Chrome

☆臨時休校におけるタブレットの活用
・初日は、校長先生の話を代読し、午後に課題の提示をした。課題の質問や不備があった場合はコメント欄に児童同士がやりとりをして解決する。教師が補足。
・2日目は、児童は登校しているが担任が出勤できない状態。黒板の前にテレビを設置し、タブレットを接続してMeetを使って指導する。朝学習で宿題の確認や作文指導、接続の調整を行った。
・1時間目は国語。Pagesを使用して縦書き入力の指導を行った。児童の表情が見えにくく、音声が届きにくいなどのやりにくさもあった。
・2時間目は算数。横書きのドキュメントを活用した。画面共有で見せることが難しい場面では、教科書を見るように指示を出しながら行った。進み具合は悪い。
・5時間目は画面分割機能を活用して国語の授業を行った。文字が見えにくくなった。

☆児童の声
・先生の声が聞きづらいというコメントが多かった。
・挙手など意思表示はやりやすい。
・普通の授業のほうが楽。

☆実践の成果
○一斉指導の遠隔授業の形を作ることができた。
○Meetの接続は、端末持ち帰りを普段から行っていたため、スムーズにできた。
○欠席者も自宅から学習に参加することができた。

☆実践の課題
▲2日目のような指導では、教室で1台のタブレット操作でないとハウリングが起こる。
▲発話者の声が聞き取りにくい。

これからの学習について
・自宅学習や遠隔地との協働学習の可能性が見えてきた。
・使いこなせない、管理しきれない部分がある。
・仲間と学べるありがたみを感じながら、タブレットを学習ツールの1つとして使い分ける事が必要である。